読書感想 銀の猫 朝井まかて あらすじ 「介抱人」 それがお咲の仕事である。 身内に変わって身体の不自由な老人を介抱する。大人しい老人なんてほんのちっとしかいない。罵詈雑言やものを投げつけられたり、臭いもあるし、眠れないしで、体も心も日々くたくたになる。... 2023.04.22 読書感想
読書感想 先生のお庭番 朝井まかて あらすじ 「そなたは、私のお庭番だ。誇りを持ってその名を記せ」 父は生まれたときから無く、母ももういない。奉公している植木商の店の中では一番下で、学も十分にはない。そんな自分を先生は信頼してくれた。頼ってくれた。大切な草木を任... 2023.04.20 読書感想
読書感想 清浄島 河﨑秋子 あらすじ いのちを守るためにいのちを断つ。 昭和11年。小樽に住む女性が体の不調を訴え、手術により発見されたのは蜂の巣状の嚢胞。病名はエキノコックス症。寄生虫によるこの感染症を発症した女性の出身地は、海に浮かぶ小さな島、礼文島... 2023.04.15 読書感想
読書感想 黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続 宮部みゆき あらすじ これまで利き手を務めていたおちかが嫁に行き、新たな利き手となったのは三島屋の次男・富次郎。自由きままな次男坊だが生来が素直で生真面目な性分。おもしろ半分では務められないと気を引き締めていたところ、富次郎の百物語のはじめの語... 2023.04.13 読書感想
読書感想 拙者、妹がおりまして1~4巻 馳月基矢 あらすじ 父親の残した手習い所の師匠を継いでいる兄・白瀧勇実と、兄を支える6個下の妹・千紘。ふた親を亡くしたこの兄妹を支える隣家の道場の跡継・矢島龍治。なんにでもおせっかいを焼くこのおてんばな妹に兄(と兄のような存在)たちは日々振り... 2023.04.12 読書感想
読書感想 邯鄲の島遥かなり(中)貫井徳郎 (上)はこちら 邯鄲の島遥かなり(上)貫井徳郎 | お茶の間 (ochadouzo-yukkurishitettene.com) あらすじ 神生島に福をもたらしたイチマツの子孫はその血を繋げ、生きていく。 大正から... 2023.04.03 読書感想
読書感想 あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続 宮部みゆき あらすじ 大切な人の命が奪われたのはすべて自分のせい。おちかは己が背負った罪を忘れず抱えて生きていこうと、江戸は神田にある叔父夫婦のもとに身を寄せた。人と関わることを止め心を閉ざしてしまった姪を心配していた叔父の伊兵衛は、ある日自分... 2023.04.01 読書感想
読書感想 天切り松闇がたり1~5巻 浅田次郎②好きな話編 各巻の特に好きな話の感想を書いていくよ。1、2巻はもう図書館に返却しちゃって手元にないので適当&曖昧な部分がありますご容赦ください。ネタバレしまくりです。 第一巻 闇の花道 (話のタイトル不明)英治と親方の話感動したーー ... 2023.03.29 読書感想
読書感想 天切り松闇がたり1~5巻 浅田次郎 その① あらすじ 時は大正から昭和にかけて、侠盗目細の安吉一家はその名を轟かせた。義理と人情を信条に、弱きを助け強きを挫く。親分目細の安吉、説教虎こと小頭の虎弥、ゲンノマエおこん、黄不動の英治、百面相の書生常、そして末にのちの天切り松こと松... 2023.03.29 読書感想
読書感想 革命前夜 須賀しのぶ(再読) あらすじ 1989年11月9日、ベルリンの壁が崩された。 長きに渡ってこの国、ドイツでは人々の自由と尊厳が奪われ続けていた。ただ、家族と抱擁したい。ただ、友と語り合いたい。恋人と自由に出かけたい。他の都市に出かけたい。欲しいも... 2023.03.26 読書感想